痛風と塩
世の中、“塩分控えめ”が定番となりつつあり、
塩の摂り過ぎは「高血圧の原因」というのが定説です。
ですが、東洋医学(漢方)では、
まったく、逆といってもいいくらい、考え方が違います。
『腎臓には、塩が必要』なのです。
塩分が足らないと、腎臓は弱ってしまうのです。
あえて、塩ばかり舐めたりする必要はないでしょうが、
減塩醤油などで、徹底的に塩分を減らす必要はありません。
高血圧に関しては、
「年齢+90」くらいの数値であれば、良し、とされています。
群を抜いて、血圧が高い、という場合は
塩分を控えて、気をつけるのが良いでしょうか、
通常、許容範囲の場合は、そんなに塩を減らす必要はないです。
なんか、世間一般の考えと、随分違いますけどね・・・
・・・・・・。
話は変わりますが、刑務所では
塩分控えめの食事を与えるそうです。
なんでか?
刑務所に入る人は、なんていうんでしょ、
凶暴な人が多いそうです。
それが、塩分をあまり与えないと、
元気がなくなってしまうそうです。
そういえば、江戸時代の罪人には、
全く塩抜きの食事しか与えなかった、と
何かで読んだことがあります。
当時は、塩が貴重だった、ということもあるでしょうが、
塩抜きされたことで、逃げる気力もチカラも
失って、骨抜きにされてしまったそうです。
『腎臓には、塩が必要』なのです。
世間の考え方とは、まるで違いますが、東洋医学(漢方)では、
そう考えられています。