痛風〜薬・痛み止め・病院・食事制限なしで治療する方法!〜

 

偽痛風

偽痛風発作というのは、「偽痛風 (ぎつうふう) 」のことです。 痛風に酷似していますが、痛風ではない。 関節に激しい炎症を起こす、という症状まで似ているけど、 同じものではない。 それが、偽痛風です。 では、どう違うのか? 痛風と偽痛風は、どう違うのか? 発作が発症する原因が違うのです。 痛風というのは、御存じのように 血中尿酸が多すぎる状態 (高尿酸血症) が原因です。 この状態が長く続いたときに、体内に尿酸結晶が沈着して、 発作というカタチで発症します。 これが痛風発作。 偽痛風というのは、 尿酸結晶ではなく、ピロリン酸カルシウムの結晶が 関節に沈着して発症します。 つまり、尿酸値は関係ないのです。 かんたんに言えば、 痛風発作(としか思えない発作) が起ったとき、 尿酸値が高ければ痛風。 尿酸値が高くないのなら、偽痛風。 おおざっぱすぎる分類ですが、 まあ、上記のように言えなくもないです。 で。 そもそも、この聞き慣れない、 ピロリン酸とは、何なのか? ピロリン酸というのは、 代謝のときにできてしまう物質で、 肝臓で主に分解されます。 それゆえ、肝機能が低下してしまったとき。 肝臓がピロリン酸を分解する能力も低下します。 分解しきれなくなってしまったピロリン酸は、 どうなるのか? 体内の関節に沈着していくのですよ。 そのあたりは、痛風の尿酸結晶と良く似ていますね。 これが、偽痛風の原因です。 ピロリン酸を分解する能力を要因とする、 偽痛風の原因なのです。